北欧フィンランドの住宅事情


写真はオウル市内の住宅街に訪れた際の写真ですが、このようなお家ばっかりです。

 

外壁材はどのようなものを使用していると思いますか?

 

日本の住宅の外装材は窯業系サイディングが多いと思いますが、フィンランドではほぼ木板を利用しています。※窯業系サイディングとはセメントに繊維質原料を加えた形成板

 

窯業系サイディングだと凍害の影響を受けやすい為、木板のお家が多いのだと思います。

 

メンテナンスもしやすいですし、弊社でも木板をおススメしています。

 

また、フィンランドへ訪れた際に一番びっくりしたのは建物の中はどこも温かく、日本のように寒いという部屋が一つもない事。脱衣所やトイレなどでも寒いということはありませんでした。

 

フィンランドでは2012制定のガイドラインにより新築の建物は17~21℃に室温が保たれるよう室温の基準値があるのです。※各部屋、用途により細かく規定あり

 

セントラルヒーティングシステムにより家全体は温かく設計されておりどこへいっても快適。

※1箇所の給湯器熱源装置を設置して、熱を暖房が必要な各部へと送り続ける暖房方式

 

ただ46時中暖房がついているような状況なので、一般的な日本の感覚では省エネとは言えないかもしれません。

 

もちろん、建物の断熱や気密も日本の基準よりは優れているます。-20~-30℃という外気温を考えれば、フィンランド国内では逆に経済的なのでしょう。

 

感覚としては、北海道の住宅とかと似ているのではないでしょうか!?

 

それにエアコンというものがありません。夏場も30℃を超える日がほとんどないらしいので、エアコンが要らないそうです。

 

フィンランドと言えばデザイン性の高い住宅のイメージがありますが、機能性も優れた住宅なのです。